2の節目
ありがとう。
2024年11月1日、2周年を迎えることができた。
ブランドを始めて、私たちの服づくりに共感してくれる方々と出会い、今日まで歩んでこれたことが嬉しく、これからを楽しく思えています。このブログは今の思いの丈を綴って、またいつか読み返したいと思う。
少し振り返ると、2023年2月にニューヨークでデビューコレクション。まだ去年のこととは思えないほど、景色の変化とともに時間を過ごした。今はあっという間に思うが、気持ちがいったりきたりした日々がある。
あそこから始めて、毎日ミシンを踏み続けて、春になって冬になって、すてきな服屋さんに僕たちの服が並ぶようになって、誰かが手に取ってくれて、テレビをつけると、雑誌を開くと、誰かが服を着てくれていることが増えてきた。
一周か二周なのか、周り回って、最近嬉しいことがあったので書いておこう。
ブランドを始める前に戻る。
縫製工場で働き、家に帰ってまたミシンを踏む日々を過ごしてました。服が少しづつ作れるようになり楽し過ぎたのと、憧れをやりたかった。
ファッション専門学校って卒業コレクションを卒業生がするのですが、僕は昔、土曜日だけのコースで、それが無かったので、心残りだった。卒業コレクションは青春の花火のようで美しく綺麗に見えたのだろう。
そして、縫製工場を卒業のとき。
家で5ルックを完成させて、ひとりの卒業コレクションを作り上げた。自信に満ち溢れたこのコレクションでひとつのコンテストに応募した。結果は落選。花火のように儚く散ったが、がむしゃらに作ったあの日々は、僕にとって凄く大切で価値ある経験に変わっていることを今は感じる。
そして、最近のこと。
電話が鳴った。電話の相手は、僕が挑戦したコンテストの主催社だった。コンテストに応募した時からも変わることなく、自分の好きを追い求めて、服づくりを続けるなかで一周か二周なのか、周り回って、たどり着いた。私たちの服が、主催社が発刊している"装苑11月号"に掲載決定の連絡だった。嬉しかった。スタイリストTさん、連れてってくれたこと感謝します。
なんか不思議なもんですね。
なんか不思議なものですね、服ってファッションって。服が好きになり、ファッションを通して、たくさんの人たちと出会い、友達になったり、輪が広がったり、色んな景色を見ることができたりと。もっともっと、ここで頑張っていきたい。アトリエもレベルアップしたしね。心がときめく服を作りたい。誰かと感動できる服や時間を過ごしたい。
やりたいようにやろう。
やりたいように、やれるように。
2周年を記念して、いくつか服を作りました。
問い合わせを多くいただいてたコートや、パンツが本日より発売します。気になる服ある方は、ぜひオンラインストアを見てみてくださいね。
読んでくれて、ありがとう。
Shota Hiyama
end.